来月2021年10月13日から3日間、「第2回フードテックジャパン」が開催されます。
今回はその情報について色々と述べていきたく思います。

改めまして、皆様こんにちは。
食品衛生コンサルタントの高薙です。
ここだけしか聞くことの出来ない神髄中の神髄、
「プロが本気で教える衛生管理」を、毎日皆様にお教えしています。

挿画:第2回フードテックジャパン招待券

 

「第2回フードテックジャパン」開催

昨年の12月に第1回が開催された「フードテックジャパン」。
ぼくも実はお客さんとして参加させていただきました。

そして、その2回目が、早くも10月に開催される、とのことです。

そもそも、この2021年は「フードテック元年」だとも当初叫ばれてきました。
それがどのようにつぼみを広げているのか。
そうした最先端に触れるには最適のタイミングでしょう。
食品製造技術、食品工学、DXによる食品業界の変革、そして食品衛生情報の最先端に触れるまたとない機会を、一緒に見にいくとしようではないですか。

…と、そんなわけで今回は、その第2回「フードテックジャパン」について、食品衛生の専門家であるぼくから見てもこれは秀逸ではないかというような出展製品なども含めながら、ご紹介していくとしましょう。

挿画:第1回フードテックジャパン2020

「第2回フードテックジャパン」のご紹介

さて、現在ぼくの手元には「第2回フードテックジャパン」の参加のための招待券が束になって置かれています。
開催元やそれ以外のお仕事の関係者から頂いたもの&送られたものが溜まってしまったものなのですが、とはいえぼくの身は一人しかいないので、ご希望される方がいればお譲りしたいくらいなのですが(笑)、そういるわけでもないので困っているところです。

尤もそんなのはいつものことなのですが、とにかく昨年末に無事に1回目を開催した「フードテックジャパン」、今年はやや時期を早めて10月に開催する、とのこと。

いやあ、いいじゃないですか。
いい時期じゃないですか。
しかもこのコロナ時期に、しかし徹底した対策を完備しての開催。
価値ある英断、ぼくも楽しみにしています。

と、そんな「第2回フードテックジャパン」、主な概要としてはこんなところです。

第2回フードテックジャパンの概要
  • 【開催展名】第2回フードテックジャパン -食品工場・飲食店の自動化・省人化展-
  • 【会期】2021年10月13日(水)~同年同月15日(金)
  • 【会場】幕張メッセ
  • 【主催】RX Japan株式会社
  • 【出店企業数】150社
  • 【同時開催】ドリンクジャパン
挿画:第2回フードテックジャパン2021

さてこの「フードテックジャパン」とはどのような展示会なのでしょうか。
当然ながら、そのテーマは、タイトルにもある通り「フードテック」です。

DX、スマート工場。
これらに象徴されるような最新技術による食品技術の変革。
例えば、AIやロポット、IoT、その他様々な最新技術によって大きく変革してきた食品業界をめぐる最先端の技術革新がどのように進んでいるのか。
それを各社が商品やサービスとして提供する展示会が、この「フードテックジャパン」なのです。

本展は『自動化・省人化・DX』によって食品工場・飲食店の生産革新・人手不足改善を実現するための展示会です。
食品工場のロボット、loT・AI、製造装置や、飲食店の配膳ロボット、注文・決済アプリ、自動厨房設備など扱う出展社と、
自動化・省人化・DXを目指し来場する食品メーカー・飲食店などが商談する絶好の場です。

そのため、ブースを出している企業は、ロボット技術、AI技術、IoT技術、無人化対応技術、などなどをもったところであり、それらの最新の商品を知るまたとない機会となっています。

おっと、とはいえ開催先はこのように一応言っていますので、その関係者のみ来場して欲しいとのこと。
つまり興味本位の一見さん、金のねーやつは呼んでねーよ、出展側に文句つけられんだろ、というようです。
はいはい、怒られるといやなので一応記載。

本展は、商談・技術相談のための展示会です

おっと、そうそう。
こちらの「フードテックジャパン」ですが、同時開催として「第6回ドリンクジャパン」が開催されるようです。
こちらは飲料、液状食品の開発・製造展ということで、それらの製造・充填装置、醸造装置、原料・素材/OEM、サステナブルパッケージなどについての企業150社が参加している、とのこと。
会場が一緒なので、ともに見て回ることが可能になっています。

挿画:第6回ドリンクジャパン2021

「第2回フードテックジャパン」の特徴

さてこの「第2回フードテックジャパン」。
まず目をひかれるのが、食品製造産業だけではなく、あらたに「外食産業」がエリアに作られていることでしょう。
これまでは出店・参加ともにほぼ製造業メインだったこの展示会でしたが、フードテックの大きな波を受けて、「レストラン・キッチンテックエリア」という外食産業向けのエリアが設けられています。

結果、場内はどうやら「工場テック」と「レストラン・キッチンテック」に二部されている様子。

そして各々の取り扱いは次のようになっているようです。

第2回フードテックジャパンの展示概要
  • 工場テックエリア
    :産業ロボット、IoT・AI、AGV・搬送機器、製造・検査装置、測定・分析装置、FA機器、マテハン・省力機器、放送装置、HACCPシステム、など
  • レストラン・キッチンテックエリア
    :配膳ロボット、注文タブレット、自動厨房設備、非接触化システム、デリバリーサービス、清掃ロボット、決済端末・アプリ、衛生管理システム、感染症対策製品、エコ容器・資材、など

ほう、なるほど。
このところのウィズコロア時代の影響を受けて否応なく変革を迫られている外食産業ですが、そうした波を受けるかたちで展示会も少しずつ変わってきている、ということでしょうか。

ぼくら衛生管理業界においても興味深い流れではありますね。

挿画:第1回フードテックジャパン2020

気になる見どころを先駆けてチェック

では、少しばかりこの「第2回フードテックジャパン」で気になる見どころを、ぼくなりにチェックしたいと思います。
これを見て、当日お目当てのブースを見るのもいいのではないでしょうか。

さて、開催元のサイトを覗いてみると、「注目テーマの出展製品を特集」というものがあります。
その中で、まずは何よりも「HACCP向けの製品・システム」という特集があったので、ここを覗いてみることにしましょう。

挿画:HACCP関連製品

おっと、その前に最初に言っておきます。
HACCPビジネス華やかなりしな昨今ですが、その多くの「HACCP向け製品」というのはHACCPシステム構築、HACCP導入のためのものではないことが多いです。
つまり、純粋に「危害要因分析・重要点管理」のためのツールや機器ではなくて、それらをとりまく一般衛生管理のための新商品、だったりします。

えーと、手っ取り早い話、この手のは大概が「HACCPっていうのは名ばかりで実際はただの食品衛生商材」ってのにあふれています。
つまりはHACCPというトレンドワードに引っ掛けて、ウチの新商品見てよ、っていうものばかりだ、ということです。

実際にここに並んでいるものも、いやモノの良し悪しは別としてぼくら専門家からすれば「でもそれHACCP関係ねーよな?」「いやそれただの衛生商材だから」ってものばかりです。
まあ、そういう目で見るのがいいと思います。

とはいえ、HACCP商品か否かはさておき、興味あるものもチラホラ。
ぼく個人がチェックしたいものを幾つかあげましょう。
あ、先に言っておきますが、ぼくはこれらのメーカーさんとは無関係です。
なので、これが売れたからといってぼくにとって別に何かお金が入ってくるようなこともないですし、そうした利益関係は一切ないですからね。(笑)

挿画:差圧コントローラ

と、一応断っておいてから。
まず去年も出展されていました、「岡谷精立工業」さんの気流コントロールシステム、「差圧コントローラ」。
ってまんまのそっけない商品名!(笑)

これ、ぶっちゃけ見た感じ(そして実際に説明を受けた感じ)、いかんせん肝心のメーカーさん本人が今ひとつ売り方をあぐねているっぽいでんですが、でも実のところモノによってはなかなか使えるものだと思うんですよね。

だって、食品工場におられる方ならよくご存知でしょうが、差圧コントロールって、そう簡単じゃないんです。
加熱工程や洗浄工程でライン動かせばすぐに差圧は変わるし、人の入退場でドアが開けばまた変わる。
それで陽圧維持ってのはそんな簡単に出来るものじゃない。
この商品がどういうものかはよく知らないのですが、面白いとは思います。
食品工場のみならず、どうしたって陰圧になりがちな印刷工場だとか容器工場だとか、広がりがある製品だと思いますよ、「岡谷精立工業」さん。

それから、2つ目。
簡易クリーンブースを作るという「ナガセテクノエンジニアリング」さんの「オープンクリーンシステム/KOACH」。
これも、かなり面白い製品ですねえ!

挿画:オープンクリーンシステムKOACH

これは一体どういうものかというと、要は移動可能式の開放型のクリーンブース製造機なのです。
片方から無菌の空気を送って、他方で吸い込む。
これによって、その間の作業スペースを擬似的に無菌化する装置のようです。
いや、無菌、は無理なのかな、よく判らないですが。

とくにカビ対策には非常に効果的でしょうね、これ。
重要管理点を守る、という意味でも十分にHACCP対応製品だと言えるでしょう。
しかも移動可能というのも応用が効きそうだし、使い方次第で悪くないと思います。

挿画:考える女性

気になるセミナーを先駆けてチェック

最後に、展示会の楽しみの一つである、講習会。
こちらはどうでしょうか。

今回の展示会では、有料の基調講演に加えて、特別講演、そして企業によるプレゼン目的の講演と、100講演が行われているようです。

とはいえ、展示会で開催される1時間程度の無料講演にそれほど有益なものを求めても仕方ありません。
なので、「所詮はそういうものだ」と参加するのが一番ですよね。

今回の展示会のセミナーでは、食品メーカーによる自社のスマート工場化、DX対応事例を紹介するところが増えてきているようです。
スマート工場化に対応した大手メーカーである日清製粉さん、そして一方では中小メーカーである五洋食品産業さんの取り組みだったり、あるいは豆腐工場のロボット化に対応した相模屋食品。
DX導入を試みた、大手かつおぶしメーカーのヤマキさん、中小冷凍食品メーカーの佐賀冷凍食品さん。
AI化したニチレイフーズなど、そうした取組が紹介される、といった様子。

ここらへんの食品工場関連の「食品工場生産革新コース」の講演は、比較的ラスト三日目の10月15日に特に集中しているので、そこに予定を合わせて参加するのもいいかな、とぼくは考えていたりします。

まとめ

今回は来月10月に開催される予定の食品関連の展示会「フードテックジャパン」について、その内容やお勧めの出展製品の紹介などについて書かせていただきました。

第2回フードテックジャパンの概要
  • 【開催展名】第2回フードテックジャパン -食品工場・飲食店の自動化・省人化展-
  • 【会期】2021年10月13日(水)~同年同月15日(金)
  • 【会場】幕張メッセ
  • 【主催】RX Japan株式会社
  • 【出店企業数】150社
  • 【同時開催】ドリンクジャパン
挿画:フードテックジャパン開催予定

なお、予定次第ではあるのですが、ぼく自身もこの展示会には足を運ぼうかと思っています。
ですので、展示会参加後にはそのレポートなどもここで行う予定です。
お楽しみに。

以上、このように、このブログでは食品衛生の最新情報や知識は勿論、その世界で長年生きてきた身だから知っている業界の裏側についてもお話しています。
明日のこの国の食品衛生のために、この身が少しでも役に立てれば幸いです。

挿画:ビジネスパーソン